2011年4月19日火曜日

フロリダの少年、「歯医者帰り」の映像で一躍有名に

テキサス州オースティン(CNN) 歯医者帰りの車の後部座席から、麻酔でもうろうとしたまま、父親に語りかける少年。動画投稿サイト「ユーチューブ」に掲載されたほほ笑ましい映像が、全米をはじめ世界各地で人気を呼んでいる。少年は一躍有名人となり、一家の生活も大きく様変わりした。
「David After Dentist(歯医者の後のデービッド)」と題したこの映像に登場するのは、米フロリダ州オーランドに住むデービッド君。2008年5月、当時7歳だったデービッド君は、父デービッド?デバーさんに連れられて歯医者へ行き、麻酔治療を受けた。治療後の車内で、「お父さんの目が4つあるよ」「これって現実なの?」と、珍妙な発言を繰り返す。この様子をデバーさんが小型ビデオカメラに収めた。
デバーさんによれば、撮影したのは、同行できなかった妻のテシーさんを安心させ、後日、本人にも見せるためだったという。さらに親族や友人にも披露しようと、昨年1月、約2分間の場面をユーチューブに投稿した。
映像は予想外の人気を集め、数日後には300万回の閲覧数を記録。その数はこれまでに約5400万回にも達し、さらに毎日10万回の割合で増え続けているという。「大人になったデービッド」「離婚の後のデービッド」といったパロディ版も登場し、昨年1年間の閲覧数では、英歌手スーザン?ボイルさんのデビュー映像に次ぐ第2位となった。
父子にはテレビ、ラジオ番組への出演や講演の依頼が殺到し、外国からも取材陣が詰め掛けた。一家は、映像の使用料金やユーチューブ上の広告料で大きな収入を得るようになる。さらに、Tシャツなどの関連商品を売るウェブサイトも開設。デバーさんは不動産業の仕事を辞め、「デービッド」ビジネスとボランティア活動に専念することになった。
一部メディアからは、「わが子を金もうけに利用している」との批判も受けた。しかしデバーさんは、「本人の意思は常に尊重しているし、番組の内容によっては映像の使用を断ったこともある。心配するようなことはなにも起きていない」と説明する。「数千万円単位」に達している収入は、デービッド君が将来大学へ進学する時の資金にあてる計画だという。

引用元:RMT

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